最大吉方とは?
最大吉方は「生き方の方向性」です。自分の最大吉方の九星が解ると、自分を幸せに導く「生き方」が見えてきます。個人の最大吉方は本命の星と月命の星の組み合わせによって決定されます。自分の最大吉方を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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初めての気学 #9 最大吉方という考え方
気学に始めて触れる方、気学を詳しく知らない方、気学に興味がある方のためのコラムです。 本命の働きと月命の働き 本命の星は生まれた年の九星で、月命の星は生まれた月の九星です。本命は魂で、月命は身体です。 ...
明るくて大きなもの
六白金星は陽の星の代表です。陽の働きは発動であり進むことであり大きいことです。六白金星は天のように宇宙のように大きなモノという意味があります。地球上の生命体から見て一番大きなモノは太陽ですから、六白金星は太陽そのものを意味します。太陽は自ら発光し規則正しく運行します。
太陽・宇宙=六白金星
最大吉方に六白金星を持っている人は、太陽のように自ら発光しているような明るさを求められています。そして、太陽の運行のように規則正しい生活態度が人生に吉をもたらします。
宇宙の大きさは想像できませんし、太陽の大きさをイメージすることも難しいものです。つまり六白金星は、想像の範疇を超えた大きなモノを意味しています。
つまり、最大吉方に六白金星を持っている人は、自分が出来ると思う範囲よりも大きな事を手掛けることで吉を獲得する人です。自分が予想できる想定内の範囲だけで活動していては、人生を吉にすることができません。
自分の想定を超える大きなもの=六白金星
太陽の運行は完全で完璧です。その意味から、六白金星は「完成」や「完全」の意味がありますが、単なる完璧主義とは異なります。自分は完璧主義者だと思っている六白金星を本命に持つ人は多いですが、それは大きな落とし穴です。自分の想定内の完璧主義というのは、百害あって一利なし。想定を超える出来事が怖いだけであり、単なる個人的な「こだわり」に過ぎません。
完璧主義は百害あって一利なし
最大吉方に六白金星を持っている人は、完璧主義になる必要はありません。しかし、太陽がキッチリ仕事をするのと同じように、手を抜かずに自分の役割を果たす責任感を求められています。
どんなに頑張っても、人間は太陽や宇宙のような完璧な存在には成れませんし、完全な人間は存在しません。その事を理解できた人だけが、人間は宇宙や太陽に近づく為に努力を重ねることができるワケです。六白金星の吉の働きというのは、とても謙虚で純粋なものです。
影役が出来てるかどうか?
最大吉方とは本人にとって不足するものであり、本人を幸せに導くものを意味します。最大吉方に六白金星を持っている人は、責任感がとても大切で、責任の重さの分だけ吉を獲得します。身近な事で云えば、時間を守る事が出来るかどうかで、幸せに近いか遠いかの判断が出来ます。
時間を守るという些細な事が出来なければ
大きな責任を背負う事は無理
簡単な事ができなければ難しい仕事は出来ないし、小さな事ができなければ大きな事はできません。人生の下積みともいえる、努力や苦労や影役の時期が無ければ、責任ある役割を果たす事はできませんし、実力も実に付きません。
実力は影役によってつくられる
最大吉方としての六白金星を、大きなモノとしか見ていないと、その働きを全く活かす事ができません。最大吉方に六白金星を持っている人に課せられる、最初の任務は、努力や苦労という影役であり、その結果としての実力が備わった時に、やっと大きな役割を任せてもらえるようになります。
孤独な人は太陽になれない
最大吉方は自ら獲得しなければ得られないものです。最大吉方が六白金星ならば、自分から六白金星の働きを自分に取り込まなければなりません。
六白金星の象意は、天、宇宙、神、権力、政治、経済…と、普通の人間サイズで考えるとスケールが大きすぎて、手が届かないモノのように思えます。しかし、これらの六白金星の象意は、全体を包み込んだようなモノです。世界を天が包むように、権力や政治が大衆を包み、経営者は働く人達の生活や人生や家族までも包み込むという役割があります。
バラバラなものを包み込む働き
つまり、六白金星の働きは、孤独な一匹狼の状態では獲得することができないと云う事がわかります。沢山の人数が存在して、多種多様なものが存在して、混沌としたもの全体を包み込むのが六白金星という気の持つ特徴です。
最大吉方に六白金星を持っている人は、自分と同じ意見の人だけでなく、全く自分と違う立場や意見の人も含めた混沌とした人々を1つに包んで同じ方向に動かすことを求められています。
最大吉方に六白金星を持っている人は、好き嫌いをせずに、様々な種類の人達と関わる事が、六白金星の吉を獲得する最初の一歩となります。
無理して大きな事をやろうなんて思う必要はありません。自分で制限をしたり好き嫌いをせずに、人と関わってみる事が、最大吉方に六白金星を持っている人にとっての幸せへの近道となります。