初めての気学 #9 最大吉方という考え方

本命の働きと月命の働き

本命の星は生まれた年の九星で、月命の星は生まれた月の九星です。本命は魂で、月命は身体です。一人の人間は本命と月命の2つで出来上がっています。魂がなければ単なる肉のカタマリですし、肉体が無ければこの世に存在できません。

生まれた年の九星＝本命の星＝魂
生まれた月の九星＝月命の星＝肉体

魂は形がありませんが、肉体には形があります。人間は魂と肉体が一体となってこそ人間としての役割が果たせます。しかし、残念ながら、魂と肉体がバラバラになっている人は沢山います。例えば、ダイエットしようと思っても食べてしまったりしますし、毎日運動しようと思っても三日坊主で続かない等、考えと行動が一致しない人や、コレをやろうと決めたのに出来ない人は沢山います。魂と肉体が一体にならないと、生きている実感も、活かされている実感も湧きません。人間の感じている多くの不幸は、魂と肉体が一体にならない事に依るところが大きいです。

魂と肉体を協同させるもの

人間が生きている実感や、活かされている実感を感じるには、魂と肉体が一体となって協同する状態を作らなければなりません。そこで登場するのが「最大吉方の星」です。私達人間にとっての最大吉方の星は、魂と肉体を一体化させるものです。つまり、最大吉方の星とは、本命の星と月命の星が協同できるようにするために必要となる九星です。具体的に言うと、本命の星と月命の星の間に入って関係を取り持つ働きをするのが最大吉方の星です。

最大吉方は幸せへの道しるべ

最大吉方は「幸せへの最短ルート」であるとされています。幸せとは何かと聞かれても、多くの人が答えに詰まるのではないでしょうか？別の表現として、最大吉方は「自分に不足しているもの」とも言われます。魅力的な表現ではありますが、イマイチ判りにくいと感じるかもしれません。しかし、魂と肉体を一体化させるものが最大吉方であると考えると、上記の2つの表現は同じ事を言っていると云う事がわかります。

幸せとは、魂と肉体が一体化して自分自身を余すところなく活かすことであり、魂と肉体がバラバラにならないようにシッカリと結びつけてジョイントする為に、補われるべきものが最大吉方です。

自分の最大吉方の九星が解ると、自分を幸せに導く「生き方」が見えてきます。それは、魂と肉体を結び付ける生き方だと云えます。最大吉方の九星は、自分に最大限に吉の影響を与える要素の物事を意味します。九星は9つの気を表し、色や数字、現象や事象にも気が有り、全ての物が9つの気として分類されますので、自分のラッキーカラー、ラッキーフード、ラッキーナンバーなどが解ります。単なる色や数字や食べ物だと思うかもしれませんが、最大吉方にこだわる生き方は、自分の魂と肉体を最大限に生かす事のできる、偽りのない幸せな生き方だと思うのです。

最大吉方一覧

個人の最大吉方は本命の星と月命の星の組み合わせによって決定されます。下にある表で最大吉方の九星を調べて、人生の道しるべとなる九星を見つけてください。