本命の気の通りに生きているか?
本命は人間の魂の性質を意味します。本命の星が一白水星の人は、生まれ年の九星が一白水星の人です。本命の星が九紫火星の人は、生まれ年の九星が九紫火星の人です。
生まれた年が同じなら、全員が同じ九星を本命の星となります。これに対して「私は同級生のあの人達とは違う」等と傲慢な異論を唱える人は多いですが、もちろん、同じ年に生まれたからといって、全く同じ個性になることはありません。
しかし、根底にある「雰囲気」は共通したものがあります。つまり、気の系統が同じなのです。だから、同じ本命の人が何人も集まると、同じ雰囲気が増幅されます。学校で学年ごとに雰囲気に違いがでるのは、同じ本命の気を持つ人達が集まった集団だからだと云えます。例えば、一白水星の年に生まれた人達は一白本命の人で、気の系統が同じ一白水星の人達です。
同じ本命を持つ人=気の系統が同じ
あらゆるものに陰陽があり、吉凶があります。ネガティブの方向性とポジティブの方向性があります。しかし、ネガティブが悪いわけでは無く、ポジティブが良いわけでも無く、時代の変化や時と場合によって、どちらかがどちらかに切り替わる可能性もあります。戦時は人を殺すと英雄になりますが、平時は人を殺すと罪人となります。気というものを、善悪だけで判断しようとすると見誤ります。何より、人間は気持ちの変化一つで人生の方向性が反転する可能性があります。
運勢の強さを持つために最低限必要なことは、良くも悪くも、本命の特徴を色濃く持ち合わせている事です。本命の気のとおりに生きている人は運勢の強い人です。
つまり、一白本命の人であれば、一白水星の気を発していることが必要です。九紫火星の人であれば、九紫火星の気を発している事が必要です。
本命の気のとおりに生きている人=運勢の強い人
私は本命の気のとおりに生きていると、自分で思っているだけでは意味がありません。周りの人が気付くくらいに、本命の九星の気を発していることが運勢の強さを証明するものとなります。まずは、おおまかな九星ごとの気の質を知るところから見てください。自分は本命の気のとおりに生きているか?あの人は本命の気のとおりに生きているか?気になるだろうと思います。自分自身の本命の星を知りたい方は、本命星一覧表で、本命を調べてください。本命星が解ったら、以下の記事で九星ごとの、おおまかな特徴を確認してください。
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時々、9つの九星のうち、どれが一番良い星か?という質問をされる方がいますが、正直言って愚問です。手の指5本あるうち、どの指が一番良い指ですか?と聞いてるのと大差無い質問です。九星はそれぞれに長所があり欠点もあります。長所は欠点にもなり得るし、欠点は長所にもなり得ます。どの九星が良いと決める事は不可能です。
運勢が強いのと運勢が良いのは違う
本命の気のとおりに生きているとしても、欠点を全面に出してる人もいれば、長所を前面に出してる人もいます。本命の気のとおりに生きていることで、運勢の強さそのもの、つまり、エネルギーの大きさを確保できますが、そのエネルギーが向かう方向性には吉凶が有り、運勢の良い人と運勢の悪い人、吉凶が存在します。
運勢の強さは運勢が良いことではありません。運勢が強くて運勢の悪い人も存在します。大きいエネルギーで吉に向かう人もいます。大きいエネルギーで凶に向かう人もいます。
運勢が弱い+運勢が悪い(弱&凶)
運勢が弱い+運勢が良い(弱&吉)
運勢が強い+運勢が悪い(強&凶)
運勢が強い+運勢が良い(強&吉)
例えば一白本命の人の場合で考えてみると…。
優しい雰囲気で、言葉もやんわりと穏やかで、何でも話を聞いてくれそうな苦労人風の人であれば、運勢が強いタイプとして見ることができます。逆に、強く強引な雰囲気で、相手を指導するような高圧的な雰囲気で、相手の話を聞き入れない人であれば、運勢は弱いです。
前者の運勢の強いタイプであったとしても、裏で相手を陥れようと謀略を計り、表面ではニコニコしながら落とし穴を掘る運勢の悪いタイプもいますが、相手の悩みに寄り添い、励まし、一緒に穴に落ちてくれるような懐の深さを持つ、運勢の良いタイプもいます。
運勢の吉凶を判断する時に大事なことは、マネーや評価や知名度などの人間の価値基準で判断しないことだと思います。
世の道理は因果応報です。マネーや評価や知名度は、運勢の良さと関係がありません。