初めての気学 #3 五行という循環の法則

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初めての気学

気学に始めて触れる方、気学を詳しく知らない方、気学に興味がある方のためのコラムです。

全ては5つに分類される

宇宙全体を含めたこの世界は、五つの性質(五つの感覚)に、分類できると考えられます。

木の性質(木の感覚・木の要素)
火の性質(火の感覚・火の要素)
土の性質(土の感覚・土の要素)
金の性質(金の感覚・金の要素)
水の性質(水の感覚・水の要素)

の5種類です。これを「五行(ごぎょう)」と言います。五気(ごき)、または五大気(ごだいき)、などとも言われます。

木性とは、生命体、命あるものです。成長・発展しようとするものです。植物を思い浮かべるとイメージしやすいです。植物は太陽に向かって葉を広げます。木性は明るい方向に上に向かって成長するものです。
火性とは、小さな火は炎や灯りなど人工的な火です。大きな火は太陽光です。火は上に在るもの、または上に向かって熱く燃え上がるものです。
土性とは、大地です。地面を意味します。里の土、山の土、沼の土があります。町や村、山岳、沼地などです。受け入れて蓄積し育むチカラです。
金性とは、鉱物・鉄鉱石・金属・石など、土の中から取り出された硬いものです。加工されることで価値が生まれます。飾りもになり、武器にもなり、お金にもなります。
水性とは、大きな水は海や河。小さな水は雨や雪や霧などです。形を変えながら流れるものです。
どうでしょう?5つの気をイメージすることができましたか?

相生相尅の図

五行には循環しますが、2つの循環があります。

◎相生(相性)の循環
◎相尅(相剋)の循環

相生(相性)/生み出す関係

五行は、5つ全てを総合して、木火土金水(もっかどごんすい)と、言葉で表現します。この言葉の通りの流れ方で循環します。この循環を、相生(相性)と呼びます。相生(相性)は、生み出す関係です。前にあるものが、後にあるものを生み出します。

下記は「相生相尅の図」です。外側の円形の流れが相生(相性)です。

相生

木生火(もくしょうか)の流れは、木が燃えて火が大きくなる。
火生土(かしょうど)の流れは、火が燃えた後の灰が土になる。
土生金(どしょうきん)の流れは、土の中に金属がある。
金生水(きんしょうすい)の流れは、温度差で金属の周りに水滴がつく。
水生木(すいしょうもく)の流れは、水が木を育てる。

相尅(相剋)/抑制する関係

五行の循環は、生み出すだけでなく消滅させる流れもあります。モノが生まれ続けるだけでは、世界は飽和状態になってしまいます。生まれるものと、消滅するもので、互いにバランスを取っています。
つまり、多くなりすぎるものを抑制する働きがあります。これが相尅の循環です。下記の「相生相尅の図」で内側の星形の流れが相尅(相剋)です。前にあるものが、後にあるものを抑制します。
相尅木剋土(もっこくど)の抑制は、木が土の養分を吸い取る。
土剋水(どこくすい)の抑制は、土が水の流れを止める。
水剋火(すいこくか)の抑制は、水が火を消す。
火剋金(かこくきん)の抑制は、火が金を溶かす。
金剋木(きんこくもく)の抑制は、金属の斧で木を切る。

相生(相性)と相尅(相剋)という五行における2つの循環は、気学を学ぶ上で基本となる内容です。

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