姓名鑑定のルーツ
明治時代になり、小林晟高(こばやしせいこう)という天才が現れて、伝来時より連綿と受け継がれた姓名鑑定に関する莫大なデータをまとめられ、陰陽五行を根底にした姓名鑑定が確立されました。小林晟高は、発音学や音韻学に精通しており、音について熟知した人物です。
村山幸徳(むらやまゆきのり)先生は小林晟高の教えに精通しており、幼少の頃から学び受け継いだ易や気学の考え方を併せ、小林晟高の姓名鑑定を、更に精度の高いものに発展させました。現代の世の中には様々な手法の姓名鑑定が存在しますが、このように歴史的な背景を考えると、村山幸徳先生の姓名鑑定は最高峰の姓名鑑定であると云えます。
気学は宇宙の動きを示すもので、解釈する人の力量による当たり外れはありますが、気学そのものには、当たり外れの概念はありません。気学とは異なり、姓名鑑定は占いの要素が強いので当たり外れがあります。
姓名鑑定は占いであるがゆえに、名前が凶名であっても、本人の心の良さで名前が示す凶名の人生を乗り越えて大きな成果を残す場合があります。しかし、多くの場合、並大抵の苦労では、凶名を乗り越えることは難しいといえるでしょう。
形式が内容を決定する
逆説的に考えれば、形(姓名)を整えることで、内容(人生)を向上させることができるというのが姓名鑑定における考えです。
名前を変えるというと、そんなことは出来ないと思う人も多いですが、戸籍を変えずに通称名として、整った吉の名前を使用する事は、それほど難しいことではありません。
名前とは、自分自身を表します。社会的に影響力が大きいほど、名前の影響は大きくなります。つまり、名前は表に出さなければ影響を及ぼしません。どんなに整った良い名前であっても、沢山の人達に認識してもらえなければ、名前の持つ力は発揮されません。
戸籍上の名前よりも、通称名として常に表に出している名前のほうが、人生への影響力は大きくなります。逆に、良い名前を持っていても、普段から使わなければ何の効力も発揮されません。
戸籍上の名前と通称名、2つの名前を持つことは、使い分けをする必要がありますので不便です。しかし、その不便さや、煩わしさが、吉の名前が持つ吉の気を立ち上げるキッカケとなります。