今月の全体的な運勢／2020年4月

五黄土星が東南に廻座し、
対冲の北西廻座の七赤金星が暗剣を背負います。
辰月なので、破壊は北西の戌かかり、
七赤金星は破壊も背負う形となります。

六白中宮の月は、
六白金星の象意が中心となります。
六白金星には、戦いの意味があります。
つまり、今月は…
戦いの気が、世の中に満ちています。

戦いと云うと、戦争や争いなど、
ネガティブな発想になりやすいですが、
戦いという象意そのものは、
悪い物事だけではありません。

金星は秋の九星ですが、
秋は実りを得た後に、枯れて無になる季節です。
種を残して、次のサイクルに備えるために、
不要なものを削ぎ落す季節です。

不要なものを削ぎ落すときには、
一方には、削ぎ落されないために、
抵抗するモノがありますので、
戦いの形にならざるを得ません。

自然現象に於いて、戦いは必要なものです。
戦いによって、
次のサイクルへの引き渡しが行われます。

これを、個人のことに置き換えれば、
心の中での葛藤…となります。

つまり…、葛藤し尽くした後に、
不要なものを削ぎ落すのが、
六白中宮の気であると云えます。

六白中宮の月盤を見てみると、
暗剣を背負う星は七赤金星です。
この暗剣は六白金星の本座の暗剣です。

伸びきって油断したところが、
削ぎ落されることを意味します。

暗剣は「予想外」を意味するので、
まさか自分が？という人ほど、
削ぎ落されるケースが多くなります。

七赤金星は、慢心から来る油断です。
油断して、ズルをしてると、
あっという間に切り捨てられてしまいます。

不満ばかりで、批判をしていると、
急なリストラ…ということもありそうです。

自分はできてる、自分はわかってる…
自分は大丈夫…と思って油断してる人は、
予想外の問題が生じる可能性も有ります。
気合を入れなおす必要がありそうです。

六白中宮の気が満ちる月ですから、
隠し事無しで、公明正大に、
正々堂々と、していたい時です。

ところで…辰月は土用月です。

今月の土用期間は4/16～5/4です。
土用期間は土を動かすことは適しませんので、
庭の手入れや、鉢植えの植え替え等、
土に触れたり、動かしたり、
土を掘り返すような作業は、
土用が始まる4/16の前に行ってください。

今月は北廻座の二黒土星が、
天道を背負っています。
二黒土星は影の意味がある星です。
また、北は一白水星で裏の意味がある。
つまり…影や裏に、陰役や裏方に、
影に隠れたもの、裏に潜んでるものに、
スポットライトがあたる時です。

裏や陰に隠れていたいものに、
スポットライトがあたる状況は、
ある種の、陰陽ねじれ現象とも云えます。
不安定な気の状態が想定できます。

2020年の二黒土星は、南廻座で、
そもそも、年間通して、
明るい場所に廻座する運勢といえますが、
4月(辰月)は、さらに、
二黒土星を照らす光が強くなります。
しかし…照らして欲しくない場所まで、
光が届いてしまうので、
隠し事が露見しやすいです。

二黒土星の人…というハナシだけでなく、
二黒土星の象意全般に於いて、
そういう状況になる事が推測されます。

天道は、お天道様の通り道ですから、
隠れていたものが明らかになることは、
人間目線でいえば、
好ましくない事かもしれませんが。
全体から見ると、悪い事ではありません。

二黒土星の象意といえば、
女性、母親、年配の女性…オバちゃん。
今月は、オバちゃんの集団に、
スポットライトがあたります。
二黒土星は北に廻座していますので、
苦労してるオバちゃんにチャンス有り。

二黒土星は、実家・故郷の意味もあるので、
時には、実家に連絡してみたり、
母親に連絡してみるのも良いですね。

二黒土星は家庭の意味もありますので、
この機会に、家庭内の人間関係に、
シッカリと、意識を向ける良い機会ですネ。