今月の全体的な運勢／2023年11月

十干は「甲」で始まり「癸」で終わります。
十二支は「子」で始まり「亥」で終わります。
六十干支の最後は「癸亥」です。

11月の十干は「癸」で十干の最後、
11月の十二支は「亥」で十二支の最後です。
つまり、2023年11月は「癸亥」の月で、
六十干支の最後となる月です。

月の干支は60ヶ月で一巡しますので、
これまでの60ヶ月間の気の流れが、
「癸亥」の11月で収束して、
「甲子」の12月からは、
新たな60ヶ月がスタートします。

11月は八白土星が中宮に座る月です。
八白土星は停止と変化を意味します。

天地の気は、終わりと始まりの変化があり、
人の気は八白中宮で、
停止と変化の気を持っています。
このような十干・十二支・九星の気を鑑みて、
2023年11月という時は、
何かが一区切りする月と考えて良いでしょう。
終わらせるべきものは終わらせてください。

八白土星が中宮に座る月は、
五黄土星が南西に座り、
東北に座る二黒土星に暗剣が付きます。

五黄土星は腐敗・壊滅の意味があり、
モノを壊滅させて再生する働きがあります。
南西は二黒土星の本座です。
二黒土星は身近な人間関係や、
基礎基盤の意味がありますので、
11月は身近な人間関係が腐敗しやすく、
基礎基盤が壊滅しやすい時です。

東北は八白土星の本座ですが、
八白中宮は二黒土星が東北に座ります。
東北の二黒土星に暗剣がかかりますので、
この11月は身近な人間関係や、
生活基盤を揺るがすような、
予想外の出来事が起きやすい時です。

1つの家族、1つの組織は、
小さな人間関係の集合体です。
内部の些細な問題や、
身近な人間関係の問題が、
家族や組織を壊してしまいます。
小さな問題を見過ごさずに、
些細な物事を大切にしたい月です。

11月は亥月なので、月破は「巳」です。
「巳」は花が咲く前の蕾で、
完成の直前という意味があります。
そして、「巳」の月破を背負うのは、
東南廻座の七赤金星です。
七赤金星は「油断」という意味があります。

11月は成果が出そうになった時や、
物事が完成しそうな時に、
油断をするとそれが破れます。
欲を出すとそれが壊れます。

もしも上手く行きそうだった物事が、
壊れて上手く行かなかった時は、
更なる成長を諦めないことが大切です。
再びエネルギーを貯えて、
次のチャンスを待ってください。

11月は東に座る六白金星が
「卯」の天道を背負います。
新しいことに挑戦する人や、
心を開いて新しい門をくぐる人に、
天の導きがある月です。

六白金星に天道が付きますので、
嘘偽りの無い公明正大な人に
天の応援があるでしょう。
明るい方向へ目を向けてください。