今月の全体的な運勢／2023年7月

7月の干支は「己未」で「三碧中宮」です。
己は「オノレ」で自己・自分自身。
未は「先が見通せないこと」です。
そして、三碧木星は朝日であり新芽です。

闇から朝日が昇るように、
新しい何かが芽を出しますが、
まだ何者でも無い自分…という状態です。

つまり、7月は新しいものが始まった時に、
焦って急いで表に出すことをせずに、
しっかり育てることが必要です。

易経の「乾為天(けんいてん)の爻辞に、
潜龍(せんりょう)用(もち)うるなかれ…
という文章がありますが、
龍になる才能はあるけれど、
まだ未熟であるから、
表舞台に出してはならない…
という意味です。

この「乾為天」の「潜龍」と同じで、
7月に始まった物事、生まれた物事は、
可能性を秘めていますが未熟です。

7月の干支は「己未」ですが、
「己」は陰の土性の十干で、
「己」はものを育てる土です。
「未」も土性の十二支ですが、
「未」は影を意味します。

干支の意味から解ることは、
影役の重要性と、育てる力です。

7月の納音は6月と同じ「天上火」です。
天に輝く太陽であり、目指す目標です。
影役をやる時に、
何かを大事に育てる時に、
暗い顔で不満を言わずに、
明るい顔で目標を持って行うべきです。
そうすれば、発芽した新芽は、
天を目指して成長します。

しかし、植物が成長するには、
もう1つ必要なものがあります。
それは「水」です。

7月は干支の特徴から鑑みても、
気温の上昇、日照りが予想されます。
6月から引き続き、
熱中症には注意が必要です。
特に、本命が木星の、
四緑木星と三碧木星の人は、
水分補給をこまめに行いましょう。

この7月は水があれば土が潤い、
土の養分で植物が成長します。
人間社会に於いても同じように、
水のあるところが発展します。

気学に於ける「水」とは苦労と人間関係。
つまり、苦労を厭わず裏方を行い、
裏で苦労している人を労う優しさがあると、
物事は成長して発展すると思います。

好きな事だけやって楽して稼ぎたい…
等と言う人が多い昨今ですが、
世の中はそんなに甘くないようですね。

7/4と7/5は日盤切換です。
このタイミングで、
1年の気がガラッと変わります。
もちろん恵方参りにも適しています。

7/20から8/7までは土用期間です。
旅行の方位に注意しましょう。
土を動かすことは避けてください。
発熱しやすいので無理しない事も大切。

7/16と7/28は三合の日です。
三合は拡大の働きなので、
良い事も悪い事も拡大します。
木局なので発展的な事に
使って過ごしたい日ですね。