今月の全体的な運勢／2022年4月

4月は九紫火星が中宮(ちゅうきゅう)です。
九紫火星は情熱と明るさの星ですが、
今月の干支は甲辰(きのえ・たつ)で、
納音(なっちん)は覆燈火(ふくとうか)です。

覆燈火は、覆われた炎ですから、
中宮の九紫火星の炎は
外から覆われて光が弱まります。

覆われた炎とは提灯や行燈のことです。
提灯や行燈は暗がりで役に立つものです。
今月の中宮の九紫火星は、
暗い場所を照らす光の意味になります。

2022年は五黄土星が中宮の年で、
五黄土星は本来、周りを輝かせて
自分の周りを活躍させる星です。

中宮は五黄土星の本座なので、
4月の九紫中宮が意味するものも、
自然と周りを明るくすることが
テーマとなります。

それは、九紫火星の人だけでなく
全ての人にとって大事なテーマです。

自分が輝こうとすると
周りを覆われて輝くことができませんが、
周りを輝かせようとすると
自分も一緒に輝くことができます。

九紫火星は知恵を意味しますので、
例えば、誰かに自分の知識を教えるとき。

自分が「教えること」ばかり考えていると
輝いているのは自分だけで、
自分の周りの人達は
知恵を得ることが出来ず暗いままです。

相手を「輝かせること」を考えて
自分の知識を提供すると、
周りの人達は知恵を得ることができるので、
相手も自分も輝きます。

九紫火星は炎です。炎は燃え移るものです。
自分の持っている炎を、
相手に燃え移すにはどうすればいいのか？
と、いうことを考えたいときです。

そして、一番暗い北の場所に、
五黄土星が廻座して天道を背負います。
これも中宮の九紫火星と同様に、
暗い場所に光を見るという意味です。

天道は光の拡大の意味がありますが
それが暗闇にあるときには、
足元を照らして、行先を示す光となります。

暗闇に居るような状況に陥ったときこそ
知恵が輝き、知恵が人を救います。
困難に陥ったときこそ、
明るく生活することが必要です。

4月は土用月でもありますので、
月の後半になると土用特有の
重い雰囲気が蔓延して、
抑圧された雰囲気がありそうですが、
それを打開しようとする時に、
今月の天道はチカラを発揮すると思います。

今月の土用期間は4/17から5/4です。
体調を崩しやすいので
無理をしないように注意が必要です。

4月の土用期間はGWと重なりますが、
土を動かしたり、土に触れたり、
しないようにしたいですね。
土の気が強すぎる時期なので、
五黄殺に似た気を受けることになります。
潮干狩りとか行きたくなる季節ですが
土用期間は避けたほうが良いですね。